2010年11月13日

Dave Sinclair & Robert Wyatt 1

 デイヴ・シンクレアは、1947年11月24日ケント州ハーン・ベイで出生(ハーン・ベイはカンタベリーの北北東、約10kmのところにある海辺の町)。兄ジョンの通っていたカンタベリーのサイモン・ラントン・スクールに進学、卒業。後のカンタベリー・シーンを築くロバート・ワイアット、マイク・ラトリッジ、ヒュー・ホッパー、ブライアン・ホッパーや、ピンクパンサーのテーマ曲で有名な木管奏者、トニー・コーと同窓となりました。

 サイモン・ラントン・スクール入学前に、父の運転する車に兄と乗って、デイヴが学校を見学しに行った日のことです。カンタベリーの街中で、学校の制服を裏返しに着て、学生帽を後ろ前に被り、長髪を後ろに垂らしてズボンのポケットに手を突っ込んで、大股で横断歩道を闊歩する生徒の姿が目に飛び込んできました。

 「あれは誰?」と兄に聞くと、兄は答えたそうです。「あれがボブ・エリッジだよ。」
 後のロバート・ワイアットその人だったというわけです。

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Dave Sinclair & Robert Wyatt © AADBEG Ltd.


 後にロバート・ワイアットはこのエピソードについて私にこう語りました。「『平凡やオーソドックスと違っている』ということが、あのころは特に重要だったんだ。」

 Soft Machine のジャケットで、裸にスーツの絵を書いていたR.Wyattを彷彿とさせるエピソードです。なるほど、そんなに若い頃からああだったわけですね。

 いずれにせよ、今日に続くデイヴとロバートの半世紀にわたる関係の第一章は、この瞬間に書かれたことになります。
posted by Crescent Label Master at 02:02| コラム