2010年11月27日

イタアリア・プログレ誌のレビュー

イタリアのプログレ専門誌、「Wonderous Stories」に、ピアノワークスTのレビューが載りましたのでご紹介します。

[WS Top page]
http://www.wonderoustories.it/

[記事]
http://www.wonderoustories.it/DAVESINCLAIR.htm

記事は、カンタベリー担当の Vincenzo Giorgio によるものです。
ずい分とヒネリの利いた英語ですが、以下、日本語訳します。

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DAVE SINCLAIR                 frozen%20in%20time%20jacket%20mini[1].jpg
PianoWorks 1 - Frozen in Time
CRSCNT001 - 51'42''
AADBEG/Crescent 2010


デイヴ・シンクレアのこのような作品は、永きに渡り熱望されてきました。デイヴはCaravan、Matching Mole、(短期間ですが)Hatfield and the Northを転々とし、栄光の「カンタベリー学校」において誰よりも「ピンクのメロディー」を「グレイ〜薔薇色の美学」(注1)に広く息を吹きかけてきた人物です。
実際、主にハモンドオルガンで表現される彼の鍵盤のフレーズは、カンタベリー・シーンの1つのトレードマークとして評価を得てきました。
また、ソロ作品は魅力的な冒険に満ちた一級品で、熟練した(cunning;注2)ミュージシャンなのです。
ソロでオーケストレーションするチャンスを得たとき、独特なメロディーの精巧細工をつかって、デイヴはいとも簡単にこの試みを成し遂げ、多才な作曲能力を持って、新たなそして尋常ならざる高みに到達したことを見せつけました。

デイヴ・インクレアは、彼のよく知られたメロディーが、予測外に深くクラッシックと脈絡を持つことを提示しました。
実際、彼の日本のレーベル・サイトでは、「メンデルスゾーンの追想」について触れられています。
しかしながら、主に、恋心を抱いてしまいそうなほどの“Frozen In Time”における高音のフレーズに関して、ショパンに言及することは的外れではありません。
また、我々はジョージ・ウィンストンのような、明快で「ポスト・エスニック」なピアノの反響を、“小浜の舟歌U(Obama Balcarolle II)”で聴くことができます。
しかしそれは、クールで軽快なキーで創られており、ちょうど、内気なキーボード・ストリングスのパステルで描かれた、より印象主義的でセンシティヴなカンタベリー音楽に仕上がっています。
それに対して、“木漏れ日(Sunlight Through The Leaves)”では、濃厚なJazzの香りが充満しています。

最終曲“Shine Its Light”のとてつもない美しさに注目しましょう。デイヴの素晴らしく感動的なピアノの波間から、偉大なるジミー・ヘイスティングスの几帳面でこの世のものとは思えぬほど美しいフルートが立ち上がります。
ジミーの起用は明らかに成功しています。彼のフルートは、軽く「ジャズ風にコートされた」感じを、サウンドに、魔法にかかったように儚く与えています。

総じてアルバム“Frozen In Time”は、その甘味な優雅さをもってあなたを感動させることでしょう。

Vincenzo Giorgio

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(注1)デイヴのCARAVAN時代の代表作、「 グレイとピンクの地(In The Land Of Grey And Pink)」の表題をモジッた表現と思われます。
[ 参照:http://crescent.sblo.jp/article/41624546.html ]

(注2)デイヴのCARAVAN時代のほかの代表作、「ロッキンコンチェルト(Cunning Stunts)」の表題をモジッたものでしょう。
posted by Crescent Label Master at 10:11| 日記

Review from Italian Prog Magazine

New review for "Pianoworks I" is now available to read on the web site of "Wonderous Stories", the Italian progressive rock magazine.

[WS Top page]
http://www.wonderoustories.it/

[Article]
http://www.wonderoustories.it/DAVESINCLAIR.htm

posted by Crescent Label Master at 10:06| English Version