2010年12月31日

8. As Twilight Fades

アズ・トワイライト・フェイズ(C)


丁度、昼が夜に移行するように、そして夜が結局は新しい次の日に向かって明けていくように、我々の人生は終のない螺旋の上を歩んでいる。
そして、『時間』は単に我々がすべての意味を理解しようとよく試みるときの「言葉」でしかありません。

我々の希望や夢はどうなるのでしょう、そして未来は我々に何をもたらすのでしょう?
そこには沢山の思考や沢山の疑問があります。まるで、たそがれが徐々に薄らいで次の日に継るように。

時間が許すとき、私は京都の自宅の裏の丘の上に座って、盆地の対面の山並みに沈む夕日を眺めています。

2010年 秋 デイヴ・シンクレア
posted by Crescent Label Master at 21:29| ライナーノーツ翻訳

7. Let Life Begin

レット・ライフ・ビギン (D)


私がこの曲を書いたのは、ごく最近、京都でのことです。(例によってカンタベリーと密接な関係こそありますが・・・)

約2年前、(京都の)英会話サークルにいた日本人の友人の何人かを、カンタベリーを訪問するよう招待したのです。何しろ彼らはすでに第ブリテン島を旅行して回る計画を立てていたので・・・
私は、市街の中心、正にカンタベリー大聖堂の隣にある400年モノの樫の木製の旅館に彼らが宿泊できるよう手配しました。
私はまた、ミニバスを運転して、ケント州のカントリーサイドを案内し、ドーバー城、ブロードステアーズ、レカルバー教会など、いろんな場所を一緒に訪れたのでした。
この、セント・メリー教会系のレカルバー教会は、おそらくイングランドで最も古い教区に位置していますが、そこで私の兄ジョンはオルガン奏者兼聖歌隊指揮者をしているのです[*]。

イングランドでわたしは日本語会話のサークルに属していたので、2つのサークルがミーティングを持つことは非常に妥当なことと思えました。
イギリス人のグループはクリーム・ティーや美味しいスナックを用意してくれ、日本人グループは皆のためにささやかなプレゼントを作ってきました。
それは非常に印象的な行事でした。

日本に戻った私は、このような楽しい行事の連続に参加できたことを感謝して、この曲を書いたのです。

[*] ここに興味深い関連事項があります。シンクレア兄弟(ジョンとデイヴ)は、17世紀のオルガン奏者兼作曲家である、ジョン・ブロウの子孫であるのです。
彼は聖パウロ大聖堂の聖歌隊指揮者でウェストミンスター寺院のオルガン奏者でありました。(今ではそこに埋葬されています。)最近、私の兄ジョンも聖パウロ教会でオルガンを演奏したのです。それどころか、もっと頻繁にカンタベリー大聖堂で彼の演奏を聴くことができます。
これに加え、シンクレアズは、今日カンタベリー近郊のアッシュで繁栄している、有名なオルガン製造会社のブラウンズとも関係があるのです。
実は、その会社を始めたのが我々の先祖なのです。

2010年 秋 デイヴ・シンクレア
posted by Crescent Label Master at 21:27| ライナーノーツ翻訳

6. Sweet Breath Of Morning

甘い吐息の朝 (E、変調)


この曲の原表題は、「ワン・モア・タイム」でした。デモ・ヴァージョンは、1981年、キャラヴァンの『Back To Front』アルバムのセッションの頃に録音されました。
しかし、その時には完成に至らず、現在までどのアルバムにも登場していません。

私は、古い資料を当たっているときにその現録音を見つけたのです。そして、ピアノワークス・プロジェクトのために再録音する価値があると結論を下したのです。

2010年 秋 デイヴ・シンクレア

posted by Crescent Label Master at 21:21| ライナーノーツ翻訳